大学留学
◆日本の大学との違い
海外の大学は、日本の大学のシステムと比べると非常に柔軟性があります。
たとえば、1度きりの入試で合格判定をしないこと。国にもよりますが専門学校や他大学から編入することができること。専攻を途中で変更できること。このように日本のシステムではなじみのない制度があります。また、専攻課目も豊富に開講しており、自分の目標や就職のために必要なコースを選択することができます。
最大の違いは、大学でも積極的に授業に参加することを求められることです。
間違っていても自分の意見を主張したり、チームワークでひとつのプロジェクトを作り上げたりと、日本の大学にはない密度の高い参加型の学生生活を送ることができます。
◆海外の大学を卒業後の進路
海外留学が身近になった今、帰国後に自分の留学経験を活かせない方がいることも事実です。就職が厳しいなか、「英語さえできれば」「海外生活の経験があるから」「応用がきくからビジネスを専攻」「就職活動は帰国してから」など、のんびりとした気持ちで留学をとらえている方が多いのが現状です。留学を次のステップへつなげるには、留学を考える時点で目的を明確にし、将来に活かすビジョンをしっかりと持っていることが大切です。
また実際の就職活動で、留学で何を身に付けてどんな成果があったかを簡潔に伝えられるよう、留学生活を振り返ってしっかり自己分析をしておくとよいでしょう。日本から離れていると日本の情報を集めにくい点もありますが、目的意識次第でハンディを克服して就職に結びつける方もたくさんいます。
貴重な体験が無駄にならないように積極的に意義ある留学をしていただきたいと思います。また、現地での就職は決して簡単なことではありませんが、インターンシップなどを通して現地で仕事を見つけ、活躍している卒業生も少なくありません。
情報提供:成功する留学