私が、約一年間のイギリス、ブライトンでの滞在で得たものは
語学力やたくさんの友達ももちろんですが
一番大きな存在として、第二の家族であるホストファミリーが挙げられます。
渡英当初これからの生活に対する不安や、日本を恋しく思う気持ちで完全にふさぎ込んでしまった私に
積極的に話しかけ、温かく迎えてくれ
ホームシックは一週間でなおっていました。
それから段々ブライトンでの生活を楽しむ余裕ができて、
夏には友達と毎日のようにビーチでバーベキューをしたり
お酒を飲んで皆で語らったりと、素晴らしい思い出をたくさん作ることができました。
私のファミリーはとてもアクティブで、
キャンプやプール、ショッピングなど色々な所へ私を連れ出し
誕生日には大きなケーキとプレゼントをくれ、家族の一員として私を扱ってくれました。
最も忘れられない思い出のひとつは、ファミリーと過ごしたクリスマスです。
イギリスの、特に私のファミリーのクリスマスは、言葉では表せないほど素晴らしく、一生の思い出になりました。
家には7つのツリーが飾られており、クリスマス当日の朝にはラウンジがプレゼントでいっぱいになり
テーブルにはごちそうが並び、映画の中のような光景にただ感動しました。
私にもたくさんのプレゼントを用意してくれており
中でも宝物になったのは、ガラスでできたツリーの飾りでした。
イギリスでは、赤ちゃんの頃、初めてのクリスマスを祝う際に
ガラスの飾りに名前と年を彫って子どもにプレゼントする習慣があるそうですが
私にとってはその年が初めてのクリスマスだったのでファミリーが用意してくれていたものでした。
「あなたは家族だから」と言って渡してくれたあの瞬間は一生忘れることができない思い出です。
ファミリーと過ごす最後の夜に、この一年間で一番楽しかったことを聞かれ
私は迷うことなく、「ファミリーと過ごした毎日」と答えました。
ブライトンに滞在していた一年間は全てが宝物でした。
EF