私は2013年の夏、北京語言大学へ短期留学をしました。普段は会社員をしている為、今回はお盆休みと会社の休暇制度を利用し15日間のコースへ参加しました。北京語言大学の夏季講習は15~30日間のプログラムの為、他の方と比較すると短い期間ではありますが、とても充実した日々を送ることができました。具体的には授業の様子やそれ以外の過ごし方についてお話したいと思います。
授業は普通半の場合、朝8時~12時まで休憩を含めて4コマあり、前半の2コマは前日の復習を兼ねた内容になっています。私は中国語がほぼ初心者でしたので、クラス分けテストで初級コースへ入りました。ただ、もし自分がもう少し上のレベルのクラスで学びたければ、先生と交渉・相談しクラスを変えることも可能です。クラスの人数は10名前後で、私のクラスには日本人は私を含め3人いましたが、その他はロシア、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、スペイン、ポルトガル、インドネシア、アゼルバイジャンと実に様々な国から来た仲間に囲まれて学びました。みんな学ぶ意識が高く、授業中は質問が活発に飛び交いました。ただ、体調不良を理由に休むクラスメートも多かったです。北京は日本と比べて乾燥した気候だったり、食事も異なるので、2週間~1ヶ月間滞在する場合は体調管理がとても重要だと思いました。
授業は午前中で終わるので、午後は基本的に自由に過ごせます。私の場合はランチの後は少し昼寝して疲れを取り、その後カフェで復習をして、夕方になったら大学のスポーツジムに通って汗を流し、夜は学友(チューター)をしてくれた中国人の友達と発音の練習をし、ご飯を食べて中国ドラマを鑑賞してから寝るというのがお決まりのパターンでした。
学友(チューター)というのは全ての留学生につくわけではなく、私の場合は幸運だったと思います。たまたま入学手続きをしていた際、大学の事務の方が「この大学の先生の奥さんで日本に滞在経験がある方が日本人学生向けに学友(チューター)を申し出ているけれどどうしますか?」と言って紹介して頂きました。ただこのような形でなくても、学友(チューター)を探す張り紙は宿舎など至るところに貼ってあります。みんな自発的に勉強している、「言葉」の大学らしいな、そう思いました。
留学の目的や過ごし方は人それぞれだと思います。北京観光を楽しんでいる人もいましたし、大学内のイベントも盛んに行われていました。ただ前述のように私は普段は仕事でなかなか勉強時間が確保できないので、今回の短期研修では勉強に集中して過ごしました。結果的にその過ごし方にとても満足しましたし、これから参加する皆さんもそれぞれの目的に応じて楽しく留学生活を送ってもらえたらと思います。
最後に出発前まで私の初歩的な質問に細やかな対応をして下さったJTBガイアレックのスタッフの皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。