初海外が1年間のワーキングホリデーとなりました。成田空港にも足を踏み入れたことがなく、初めてISSにカウンセリングに行った時にはパスポートの取り方すら知りませんでした。仕事(パソコン教室の先生)を辞めてから出発まで毎週、ISSオフィスで行われる英会話レッスンに参加して英語を学び、その前後の時間に不安なことをスタッフに確認しながら、海外の情報を得ていきました。
ワーキングホリデービザの取得も、辞書を片手に苦労して書類の空欄を埋めて、ビザが取れたときにはホッとしました。とにかく短い時間で出来ることは確実にこなして、不安を解消した状態で出発をしました。しかし…。
ニュージーランド到着後、自分の英語が全く通じないことに気づき、再度身を引き締めることとなりました。ホームステイ先でもいくつかの文化の違いに戸惑いがありましたが、徐々にニュージーランドでの生活にも慣れ、落ち着いて暮らせるようになりました。
1ヶ月の語学研修とホームステイを日本で予約して出発しましたが、現地で2週間延長をしました。生活に慣れたころ、お金も徐々に減り始めたので働くことを決意しました。のんびりした地域で、住み込みのファームステイのバイトを始めました。2つのファームステイ先で住み込みのバイトをし、合間合間でニュージーランドの色んなところへ旅行に行きました。ニュージーランド北島の最北端カイタイヤ地域のYHAというユースホステルで現地人と一緒に働いたこともありました。日本人と接することも、日本の情報が入ってくることもほとんどないので、現地人と化していました。日本では大都会に住んでいたのに、ニュージーランドでは田舎町でゆっくりとした時間を過ごしながら海外生活を楽しみました。
日本に帰ることは考えられないくらい、ニュージーランドでの生活に満足感がありました。英語も出発前に比べて大分上達しました。