オーストラリアの大学留学を決めた理由は3つあります。まず、オーストラリアは世界的に教育水準が高いとされる大学も、他の英語圏の学校に比べると学費が比較的リーズナブルな点。また、留学前から専攻科目の希望がはっきりしていた私にとって、学部1年次から専門課程を学べるオーストラリアの大学は都合が良かったこと。そして、ファウンデーションコース(学部進学準備課程)を修了すれば上位大学へも入学ができる、という整ったシステムが決め手でした。
これまで海外在住の経験がなかった私にとって、段階的に英語や海外生活に慣れ、無理なく海外の大学で学ぶことができるというのは確実かつ現実的だと考えました。
現在通う大学は世界的にもランキングが高いクイーンズランド大学です。海外に提携大学も多く、日本人をはじめ、世界各国からの留学生がたくさんいます。温暖なクイーンズランド州特有の気候と開放的な雰囲気のキャンパスは、ブリスベン川沿いに位置する落ち着いた環境でありながら、街の中心部までバスでおよそ15分という便利さも持ち合わせています。全校生徒は約4万人、そのうちの20%を留学生が占めると言われていますが、日本人の留学生は少ない印象です。クイーンズランド大学の教授陣は様々なバックグランドをもっていて、各国の文化を学ぶことができるのも魅力です。
現在大学での学習以外に、留学生という立場を活かし、オーストラリアの文化を少しでも外に発信していきたいと思い、ブリスベン留学生大使の日本代表とクイーンズランド大学のキャンパスツアーガイドに就任して様々なお手伝いをしています。まずは自分の住む街と大学を紹介するという役割を全うして、将来は世界の国々の文化を日本へ紹介、発信していく仕事に就ければと思います。