厳しい両親のもと一人っ子として育った私は「もっと広い世界を見たい。」と思っていました。そうして決意した今回の留学。一人で行く不安もありましたが、とても大切な宝物となりました。
夏が大好きなので南半球を、大学で音楽を学んでいるので都市は迷わずシドニーを選びました。学校がオペラハウスから徒歩5分の所にあり、毎日オペラハウスを見ながら通学するという幸せな日々を送りました。
湿度が低いため過ごしやすく、連日色々な所に行きました。お気に入りのダーリングハーバー、世界遺産ブルーマウンテン、コアラやカンガルーを見たり、ブリッジクライムをしたり、と充実した毎日でした。
一番の思い出は週末に参加したサーフキャンプです。海辺のコテージに寝泊まりし、サーフィンのレッスンを受ける、というキャンプに一人で参加しました。初めはアジア人でさえ見当たらず孤独さを感じていましたが、英語を使って友達を作り、みんなでサーフィンをした思い出は一生忘れられません。砂浜に寝転んで空を見上げた時、オーストラリアの雄大さを体いっぱいに感じました。
交通の便もよく、ショッピングも自然も楽しめるシドニーは私にぴったりの都市でした。外国に友達がたくさんできたこと、英語を使って生活したことで自分に自信が付きました。勇気を出して踏み出した一歩は、オーストラリアの広い大地とあたたかい人々に支えられ、大きな大きな一歩となりました。